
学生時代の親友にH美という子がいる
H美と私はトイレも一緒にいくほどの仲だった
そのH美は中高とお嬢さん学校だったせいか、男には奥手で
とにかく私がいないと男とは話もできないというほどの初な子だった
が、そんな彼女にも熱い想いを募らせる先輩がいて
今日はどうだった、あぁだったと、聞いているこちらが辛くなるほどの
切ない胸のうちを、私のアパートにやってきては
話して帰るという日々を送っていた(笑)
見るに見かねた私が
「よし、私がなんとかしてあげよう!!」と
彼女を喜ばせてあげたい一心で、そうは言ってみたものの
未熟な私に妙案など浮かぶはずもなかったのだが・・・。
そして寒い冬のある日のことだった
H美と私は二人で焼き芋を買って食べていた。
その日も、H美の先輩の話がつきない
とにかくその先輩のアパートへ行こうよ!ということになり
なぜか焼き芋を抱えたまま、先輩のアパートの窓の下までいって見ると
2階の右から3番目の部屋にはちゃんと明かりが灯っている。
呼び出すにも、女人禁制のアパートだったということもあり
そばに落ちていた小石を拾って、何度も何度も投げて、
ようやくコツンと窓に当て先輩を呼んだ。
ガラッと開けられた窓から先輩が顔を覗かせる。
とっさに私は何を思ったか「あの、これH美ちゃんからですぅ〜!!」
といって、持っていた焼き芋を投げ上げた(笑)
今にしてみれば、なぜそんなことをしたのか、思い出せないのだが
必死だったのだと思う。
それからというもの、嘘のように二人の仲は急接近となったのですが
世の中わからないものですねぇ〜
その後二人はめでたく結婚してしまったのです。
芋が縁で結ばれたと私は思っているのだけど
当人たちは、そうではないと言う・・・
いんや、あれは絶対、芋と私のおかげなのだ(笑)
さっき、お芋を食べたら、ふっとそのことを思い出したっていうわけなのです(^^)